ABOUT

千賀商事株式会社は、1946年（昭和21年）11月、創業者・室木佐仲により創設されました。
敗戦の混乱がなお色濃く残るなか、室木は長年勤めた東京都水道局を退職し、「人々の暮らしに欠かせぬ“水”の安定供給を自らの手で支えたい」との強い信念を胸に、東京都指定水道工事店として新たな一歩を踏み出しました。

わずか創業から間もなく、排水設備工事事業者 登録番号九号という極めて初期の認可を受けたことは、当社がいかに早期から東京の都市インフラ整備の一翼を担ってきたかを雄弁に物語るものです。創業者の誠実な仕事ぶりと信頼は、時代を超えて今日に至る企業の礎となりました。

社名「千賀」に込められた二文字には、その創業の精神が確かに息づいています。

「千」は“数多なる”を、「賀」は“慶び”や“祝意”を意味し、「千賀」とは――
「数えきれぬほどの慶びを、関わるすべての人に届けたい」という深い願いの結晶です。

事業とは単なる施工ではなく、地域社会との信頼を重ね、暮らしの安心を守るという“人を想う仕事”である――その理念は、年月を経た今もなお、当社の根幹に宿っています。
七十余年の歩みのなかで、私たちは多くの出会いと支えに恵まれながら、「千の賀び」を紡いでまいりました。
これからも、創業者の想いを大切に、地域に根ざし、社会に誠実に向き合う企業として、未来へと確かな価値をつないでまいります。